ビジネスでのモバイル対応テレビ会議

テレビ会議と言えば大型カメラと電話回線を利用したシステムが多かったのですが、インターネット回線を安く利用出来るようになったことで高画質な映像を低コストで利用できる時代になってきました。そのため、テレビ会議システムも大幅に構成が変わり、中にはカメラとマイク以外はクラウドで対応するシステムまで登場しています。ビジネス向けのテレビ会議システムでもっとも変わったのが回線です。電話回線からインターネットへと変わりましたが、ISDNから光ファイバーへと変わり、現在ではモバイル回線まで使えるようになっています。

ビジネスでのモバイル回線の利用は古くからありますが、1対1の通話がメインであり、ビジネスで重要な複数会話には適していませんでした。しかし、LTEや3Gでモバイルでもインターネットが利用しやすくなったことでテレビ会議システムにおいてもモバイル回線の重要性が上がってきています。モバイル回線は数kbの転送量だったのですが、LTEが発達したことで数十MBという光ファイバー並の速度が出るようになっています。ハイビジョン放送が数MBの転送量があれば実現できますのでモバイルであっても高画質な動画を利用することができます。

また、スマートフォンやタブレットの能力もPCにおいついてきており、テレビ会議システムでもスマートフォン対応が進んでいます。しかも、音声対応だけだったシステムから、内蔵カメラによる動画での参加も可能になっています。